No Name

名前なんていらないのです

名乗るほどのものじゃないのです

それがしなにがしとのざらしで

わたがしのように溶けていった

それでもなぜ ？ こんな痛いのです

その声が色塗りなぞるのです

曖昧な境界線はもう影をかたどった

「No name...」

月はなぜこんな綺麗でしょう

その問いに理由などないの

浮遊して今日も掴めない

身体になんなくていいんだ

それで十分でいらないのに

知られなくてもいっそいいのに

かくれんぼのまんまいられない

ここにいるよ探してって今 何度でも…

なりたい…鳴りやまない

なれない…からやめたのに

在りたい…

届くなら…聞こえる

「その声で名前を呼んで」

Wow...Wow...Wow

なりたい…守りぬきたい 叫ぶよ

Wow...Wow...Wow

真っ黒な心溶かすように

泡だった記憶起こすように

ありがちないがしろの世界が

鮮やかに充ちてゆく証明

たったひとつだけあればいいのです

たったひとりに知ってほしいのです

かくれんぼのまんまいたくない

その光を照らしたくて今 何度でも…

触れたい…鳴りやまない

足りない…からやめたのに

在りたい…

届くなら…聞こえる？

その声が呼んでるほうへ

在りたい…強くしている

Wow...Wow...Wow

なりたい…守りぬきたい 叫ぶよ

Wow...Wow...Wow

なれない…探してるのは「Your Name」

なりたい…強くするのは「Your Name」