TADAIMA IS MY ANSWER

TADAIMA IS MY ANSWER - 板野友美 (いたの ともみ)

词：ともちん

曲：ともちん

予定時刻は6時

誰もいねぇバス停

濡れたベンチ 震えた拳

夢の続きが霞んで

都会の景色 ギラついてた癖に

心の中じゃ

いつもこの街が離れねぇ

俺は逃げたんじゃねぇ

選んだんだ

答え合わせのために

今バスに乗ったんだ

あの日「絶対戻らねぇ」

って吠えた俺に

「ただいま」って言える今日が

どんだけでけぇか知れ

シャッター通りのあの匂い

いつの間にか宝

チャリで走った道も

今は記憶で光ってた

母ちゃんの味噌汁の味が

一番沁みた夜

親父の背中のぶっきら棒

それが愛だって気づいた

じいちゃんの一周忌

顔出せず未読のまま

夢を理由にしてた癖に

俺の本音はどこにあった？

スマホ越しの線香じゃ

足りねぇんだ

墓の前じゃなくても言わせてくれ

「ちゃんと見ててくれよな」

ただいまバスが今

帰るべき場所に滑り出す

土ついたスニーカー

街の空気が胸に刺す

夢は手のひらからこぼれたけど

俺はまだ折れちゃいねぇ

ゼロからまた始めんだ

改札の先に見える

あの店のコロッケ

変わってねぇのが何より嬉しくて

誰も「夢どうだった？」なんて聞かねぇ

この街の空気が

それを全部わかってくれてる

ガキの頃ラクガキした"TOM"の文字

まだあった

「売れたらまた来いよ」って

言った婆ちゃんもういなかった

空を見上げた俺がいた

でも涙はこらえた

だってここがある

それだけで俺はもう報われた

あのネオンの正義より

ここの夕日がエモい

SNSの数字より

「おかえり」って一言が尊い

音で喰っていくために

どれだけ心を削った？

でも忘れてた

“背負ってた場所” がここだった

ただいまバスが今

誰かじゃない「俺」を運ぶ

スタジオじゃ出せなかった声が

この街なら響く

売れる売れないの前に

生き様が残るなら

地元が証人だ

ここが俺のルールブックだ

ラストのバースで吠えるぜ

これはアンセムじゃねぇ

「戻ってきた」んじゃねぇんだ

「帰る場所を選んだ」だけ

逃げじゃねぇ これは誓いだ

この街とじいちゃんと

自分とのリスタートだ

ただいまバス 俺を迎える

涙は流さねぇ

ただ目が滲んでるだけ

原点にして 答えでもある

Tadaima is my answer

それが俺のすべて