Listen to Ienakatta Kotonoha song with lyrics from Sound Horizon

Ienakatta Kotonoha

Sound Horizon22 Apr 2015

Ienakatta Kotonoha Lyrics

言えなかった言の葉 - Sound Horizon

 

通い始めた道

 

まだ肌寒い風

 

揺らした髪が

あなたのおでこを撫でる

 

掛替えのない

 

温もり背中に感じながら

 

遠ざかる笑顔に

手を振りながら

 

誰もが今日を生きる

 

もう泣かないわ

 

また春が来る

 

通い慣れた道

 

微笑むような陽射し

 

地栗鼠と遊ぶ

 

あなたのおつむを撫でる

 

掛替えのない

温もり手の平に感じながら

 

失った隙間を埋め合いながら

 

誰もが明日を生きる

それでも変わらない

 

愛を求め

 

病に倒れた母が逝く

 

その様を父と二人見送った

 

長い永い夜

 

荒れた冬の海に父も逝き

 

亡骸を一人見送った

 

「空虚なときの中

私は閉じていた

 

歪な蒼い貝殻のように」

 

哀しみは繰り返す

 

波の音色に似た調べで

 

優しい人達流す涙

 

孤独の色に寄り添えぬまま

 

乾く隙間を彼が舐めた

 

獣にも似たギラつく瞳で

 

優しい声色赤い夕陽

 

滲んでいたけど全てを許した

 

嗚呼燃え上がる花は咲き乱れ

 

夜の果てに散った

 

二人の朝陽を裏切り彼が行く

 

その事を誰が

 

誰が見送った暑い熱い夜

 

さよならも言えず残された

 

季節の中一人唯独り

 

今にして思えば

 

あなたは既にここにいた

 

独りじゃない私の家族

 

もう二度と喪いたくないっ

 

「もう一度信じてみよう」

 

あなたが居たから私は暗闇に

 

星を見つけて生きてこれた

My dear

この光失ったらきっと私

 

ダメになっちゃう堪えられない

 

あなたが高熱を出した嵐の夜

 

本土に電話を掛けてくれたのは

 

あなたを産むことを頑なまでに

 

反対してた人達でした

そして

嵐の夜なのに

小さな漁船を出して

危険も顧みず助けてくれたこと

その想いに

応えてくれたお医者様は

白髭先生だけでした

 

柳の樹皮に解熱作用があるって

 

識っていたかい

 

ほらっ

 

だがこれなら苦くないアスピリン

アスピリンyes

 

Now on sale

 

それからの私は先生のもとへ

 

通う内に身の回りの

 

お世話を始めた

ゆらゆら揺らめくビジネスと

ステータスとプライベート

目の前の命の天秤

 

「何の為にこの道を選んだ」

 

嵐の夜にそう

問われた気がした

 

「もう一度信じてみよう」

 

嗚呼海を見つめる目が

 

時折不意に遠くなる

 

この人も胸の奥に

哀しみを抱いているんだ

 

それは私には分かち合えない

重い荷物なのでしょうか

 

「好き」

その一言が言い出せず閉じた

 

唇は貝のように

 

私の愛した人達はみな

 

私の前からいなくなった

 

それでも私はこの世界と

 

向き合うことから

逃げ出さないわ

 

だからもう少しだけ

 

神様時間をください

 

The history of medical care is in another word the history of war

 

Ironically it will accelerate

 

 

And the ominous steps of world war will come so near

Comments for Ienakatta Kotonoha (1)

綺塔_Laurant
綺塔_Laurant

這首真的好聽炸