花宵キネオラマ

花宵キネオラマ - 悠木碧 (ゆうき あおい)

詞：磯谷佳江

曲：bermei.inazawa

咲きほこる花の宵

コバルトの水面 そこで

泣いているのは だぁれ?

妖しくも あでやかに

満ちてゆく生命と 水底の亡骸

ささやきは棺の旋律

マボロシ仕立ての悪戱で

フワリ 深層 包みこんで

見せてあげるよ どう?

クルクルと廻す 廻る ほら

パッセ 春めきに騒めく 美しい夜

幻影で誘うよ 揺れる月影ひらり

踴ろう 遊ぼうよ

パンセ 色めきにうごめく

羽根をふるわせば

鱗粉も 花片も

はらはらと舞い 降りしきる

さあおいで 微睡みの果て

うたかたを食む 青年の

探しモノはなぁに?

魅入られたような瞳は

いつかのあの子みたい 不思議ね

こぼれた滴の波紋に

森の魚も木霊してる

桜の下にはそう

埋まってる シタイもオモイも

シャンテ 気まぐれにさざめく

出鱈目な歌

狂想の周波でもう

捕らえて逃がさないよ

踴ろう 遊ぼうよ

シャッセ 追いかける 絡める

落とせたら勝ちね

妖艶のそのほとり

笑い聲 どこまでも 響かせ

春めきに騒めく 美しい夜

幻影で誘うよ 揺れる月影ひらり

踴ろう 遊ぼうよ

パンセ 色めきにうごめく

羽根をふるわせば 永遠も 一瞬も

きらきら光る 舞い上がれ

さあ行こう 微睡みの果て