Koiji Kaigan 歌詞
戀路海岸 - 村下孝蔵
詞:村下孝蔵
曲:村下孝蔵
愛しくて愛しくて
寄せては引く波を見てた
忘れたくて二人のことすべてを
戀路は霧雨の中
遙かなる冬の浜辺
幻とただずむ駅
潮風赤錆びた手格子
無人の待合室
むきだしの樹々の肌と
カタカタと黒い電車
街を出て北へのぼる
思い出だけ重ね着して
しだれ柳なぐさめるように
能登路は雨にかすむ
夕暮れに追われながら
この場所へたどり着いた
湯煙りストーブの向こう側
震える海岸線
愛しくて愛おしくて
寒流に空も凍る
せつなくて せつなくて
捨てられた紙人形
戀路海岸 めぐりあいの悲しさ
うつろな夢のかたち