GAUZE 歌詞
GAUZE - DUSTCELL
詞:Misumi
曲:Misumi
鈍感にはなれない
薄汚れた指先で顔を覆う
また夜が明ける 朝は眩しすぎる
なぜ悲しいんだろう
わからない
正気じゃないよな
滲んでく高い空が
灰色に染まった原風景
消せない傷跡が冷たくて軋んだ
色彩もきっと壊れた光で
燦々たる日常でも
繋いだ証を何処かで咲かせたくて
痛むほどに増えてゆく gauze
ちらつく目の先
雨の匂い 明滅する感情
あなたのよう 鮮やかになれたなら
白すぎる肌 觸れるだけで
誰かを傷つけてしまう
擬態が上手くなって
溼る朝月
気だるさが這う曇り空
零れてしまった寶物
指の隙間を抜け いつの日か失くした
孤獨と夢 錆び果てた送電塔
影が伸び包み込む
予感に苛まれ 線も震えるんだ
痛むほどに増えてゆく gauze
風揺らす花弁
悲しみ効かぬ処方箋
耳鳴り 響くはあの言葉
意志と逆 動く心臓
涙が流れる度 飴細工みたいに
輪郭を融かす月がとても綺麗で
否定しかないこの人生も
笑える日が來るだろうか
白の波止場で
不器用にも繋いできた聲が
海鳴りに混ざり響く
壊れた光の色を波は映す
寶石の欠片のよう