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Garcia

SUGIZO, TOSHI-LOW2017年11月29日

Garcia 歌詞

Garcia - SUGIZO (スギゾー)/TOSHI-LOW

詞:TOSHI-LOW

曲:Sugizo

過去から何も

學べない人間達が

どうやって美しい未來を

作っていくのだろう

なんでも手に

入るという豊かな社會

手に入りそうでいて

手応えはない

 

爭いが笑顔に置き換わる

平和な世の中

 

置き換わったのは

笑顔から憎しみへ

 

ものづくりとまかなえる

知恵を捨てた文化は

進歩という影の中に

多くの人間が

忘れ去ろうとしている

大切な物事を失っていく

 

何があろうと

惑わされることのない

力強く根を張るような

暮らしや営みは

 

人がゴミのように

見える都會の中に

矢のような速さで

葬り去られていく

鋭いはずの感性も

本能と呼ばれるはずの知性も

理屈を超えて燃え盛る情熱も

 

現実という幻想の中で

いとも簡単に葬り去られていく

 

すべての人が輝くチャンスなど

という安い謳い文句

積極的に施されるのは

大きな者への再分配のない利益

 

小さき者や弱き者が

安心につながれるものは

更に弱き者への蔑視と排除

 

その影で恩恵をうけるのは

いつの時代も

王様と利潤の

一致する太鼓持ち達

 

手に入れたはずの

幸せな時間も

砂で落ちる時計に似た

模倣の品

全てが噓で書かれた

誓いの言葉に

止まりかけた慈悲の連鎖

有と無是と非善と悪

 

墮落とは落ちていくことではない

自分という存在がわからないまま

生きていくということだ

昨日の祭りで

見かけたギター弾きの男は

風に吹かれながら

最後にこう言った

ああどうにもならぬ事など

何もなかったのです

 

ああどうしようもない事など

何ひとつなかったのです

 

見逃してしまいそうな日常の中に

大切なものを見極めよう

 

言葉の意味を胸に深く刻もう

 

たとえこれが

たとえこれが

最後の時代になったとしても

次なる時代に向けて

 

次なる時代に向けて

 

どうにもならぬ事など

 

何もなかったのです

 

どうしようもない事など

 

 

何ひとつなかったのです