Hokutoubanka 歌詞
北冬輓歌 - 歌川二三子 (うたがわふみこ)
詞:裡村龍一
曲:岡千秋
風の竜飛に
夕日が落ちて
あんた戀しと
ゴメが哭く
墨絵ぼかしの
津軽の海は
やがて漁り火
船がゆく
ハァ~
沖が時化たらョー
ハァ~
火照った
躰がせつないよ
あんたと唄った
あいや節
寢床に響いて
ひとり泣くひとり泣く
せめてあんたの
飲む酒だけは
肌で溫めて
やりたいさ
のぼり列車の
呼ぶ聲聞けば
飛んで行きたい
雪の中
ハァ~
おんな盛りにゃョー
ハァ~
ひと冬
我慢が侘しいよ
あんたが出かせぎ
行ったあと
私のこころは
冬の海冬の海
ハァ~
離ればなれはョー
ハァ~
今年で終りにしておくれ
雪解け季節を
夢にみて
あんたの枕と
添い寢する
添い寢する