收聽越野竜太的Shiroitori歌詞歌曲

Shiroitori

越野竜太2012年5月23日

Shiroitori 歌詞

 

白い鳥 - 越野竜太

詞:Ryuta Cosino

曲:Ryuta Cosino

僕たちは見わたすかぎり

瓦礫の大地にたどりついた

地に落ちた屋根と

洗面器のかたわらで

白い鳥は羽をひろげたまま

死んでいた

自から無くしたことに

嘆けないほど

墮落した魂の無慘な

ヌケガラをさらし

陽當たりの悪い場所で

更に雨が降りそそぐ

ような毎日を

悪意のない人々は生きている

沈黙とチャラい言葉では

ひどい男が

明日も昨日を

引きずって歩く未來が

待ち受けるのだ

花は枯れ雲は晴れても

灰色の空

漆黒の太陽のまわりに

かろうじて光を

確認できるのだけれど

意識はたやすく

海の底に沈んでいった

上も下もわからない海の中で

プランクトンに

陽が當って出來た

星空をさまよう

記憶

次第に光りが屆かなくなり

闇の先に闇を見ると

イメージだけが

唯一視界のおもかげを

殘している

記録

恐怖と安堵がめまぐるしく

脳裏に映し出されて

息をするのも忘れた頃

死も生も無になってただ

通り過ぎるのを

待つだけなんだね

砕けたサンゴのビーチでは

波打ち際でキャラキャラと

心地良い音が波の音の中に

出たり入ったり

まばゆい太陽で

細めた視界の先に

白いヤドカリが一つだけ

誰かの殻を

背おって歩いている

澄みきった空を見上げると

 

白い鳥が飛んでいた