卒業 (Live Core at Tokyo Dome, 1988/9/12) 歌詞
卒業 (Live) - 尾崎豊 (おざき ゆたか)
詞:尾崎豊
曲:尾崎豊
校舎の影芝生の上
すいこまれる空
幻とリアルな気持ち
感じていた
チャイムが鳴り
教室のいつもの席に座り
何に従い従うべきか考えていた
ざわめく心今俺にあるもの
意味なく思えてとまどっていた
放課後街ふらつき
俺達は風の中
孤獨瞳にうかべ寂しく歩いた
笑い聲とため息の飽和した店で
ピンボールのハイスコアー
競いあった
退屈な心刺激さえあれば
何でも大げさにしゃべり続けた
行儀よくまじめなんて
出來やしなかった
夜の校舎
窓ガラス壊してまわった
逆らい続けあがき続けた
早く自由になりたかった
信じられぬ大人との爭いの中で
許しあいいったい何
解りあえただろう
うんざりしながら
それでも過ごした
ひとつだけ解っていたこと
この支配からの卒業
誰かの喧嘩の話に
みんな熱くなり
自分がどれだけ強いか
知りたかった
力だけが必要だと
頑なに信じて
従うとは負けることと
言いきかした
友だちにさえ強がって見せた
時には誰かを傷つけても
やがて誰も戀に落ちて
愛の言葉と
理想の愛
それだけに心奪われた
生きる為に
計算高くなれと言うが
人を愛すまっすぐさを強く信じた
大切なのは何
愛することと
生きる為にすることの區別
迷った
行儀よくまじめなんて
クソくらえと思った
夜の校舎
窓ガラス壊してまわった
逆らい続けあがき続けた
早く自由になりたかった
信じられぬ大人との爭いの中で
許しあいいったい何
解りあえただろう
うんざりしながら
それでも過ごした
ひとつだけ解ってたこと
この支配からの卒業
卒業して
いったい何解ると言うのか
想い出のほかに
何が殘るというのか
人は誰も縛られた
かよわき子羊ならば
先生あなたは
かよわき大人の代弁者なのか
俺達の怒り
どこへ向うべきなのか
これからは
何が俺を縛りつけるだろう
あと何度自分自身
卒業すれば
本當の自分に
たどりつけるだろう
仕組まれた自由に
誰も気づかずに
あがいた日々も終る
この支配からの卒業
闘いからの卒業