Tuyukusa

Tuyukusa - 矢野絢子

詞：矢野絢子

曲：矢野絢子

青紫黃色緑

虹のような光の色彩が

優しく海を撫でる

胸を撫でる

足元で捻じれて

ちぎられた電信柱に

跡形もない風が風が吹く

あなたはそんなにきれいで

僕はただ立ち盡くす

一本殘った木の下で

寶石のような花が舞う

煙草の煙を吐き出して

柔らかな草を踏む

抱き上げる愛しさも

愚かな慾望も

抱えたこの手を合わせて

何を祈る

あなたはそんなにきれいで

壊れてゆくのは僕らだ

汚して壊して犯して殺して

一輪の花に泣き狂う

頭の狂った僕たちが

途方に暮れて泣き狂う

そしてあなたは

それでもきれいで

ぼくたちはもう止まれない

果てあるこの道の上

あなたと共に生きてゆく

朝露に濡れた僕たちを

包むようにまた朝は來る

そしてあなたはきれいで