Taiyou No Hito

Taiyou No Hito - 矢野絢子

詞：矢野絢子

曲：矢野絢子

簡単なことだからって

誰にでもできるわけじゃない

いつから大人になればいい

心細さポケットに

夕暮れ時は口笛で

ひねくれてうらぶれて

一人だって平気だって

蜜き缶蹴っ飛ばしたら

笑い聲がして

なんだよってふりむいた

屋根の向こうにとけてゆく

太陽が燃えている

ためらわずひとつ殘らず

両手いっぱい抱きしめて

何でねぇ何で

涙でぐしゃぐしゃだから

ちゃんと見たいのに

よく見えないよ

単純な言葉だからって

誰にでも伝わるわけじゃない

いつまで子供でいてもいい

ちっさいずるさポケットに

強くなりたい強くなりたいって

くいしばって

強がってわからなくなって

力づくじゃない強さがあるって

そんなことさえ忘れていたんだ

大好きだ大好きだそばにおいでと

ためらわず腕を広げる

あの人を見ていたら

何でねぇ何で固い

胸のボタンが

ひとつまたひとつって

ほどけてゆく

屋根の向こうにとけてゆく

太陽が燃えている

ためらわずひとつ殘らず

両手いっぱい抱きしめて

そんな風にそんな

風に生きていけたら

この寂しさも

いつか消えるかな

大好きだ大好きだ

そばにおいでと

ためらわず腕を

広げる太陽の人

そんな風に

そんな風に生きていけたら

弱い心のまま強くなれるかな

この寂しさもいつか消えるかな