Hankao-Koro 歌詞
歌詞
漢口航路-1939(昭14)
詞 阪本修三郎
曲 毛利清美
唄 林伊佐緒 三浦房子
霧も晴れ行く上海の
波止場離れりゃ潮風が
胸にそよりと吹いて來る
君と二人の楽しさも
ああ思い出の漢口航路
下るジャンクに乗る人も
赤い書房のクーニャンも
皆日の丸付けている
それも嬉しい懐かしい
ああ思い出の漢口航路
青い柳が水の面に
映る下関桟橋で
誰を待つやら待たすやら
紅のドレスが気にかかる
ああ思い出の漢口航路
月のデッキで燃ゆる
瞳の娘可愛いや君が代を
一人胡弓で弾いていた
リラの花咲く宵だった
ああ思い出の漢口航路
躍る白波躍る胸
明けて清かな朝風に
若い潮を弾ませて
船は行く行くまっしぐら
ああ思い出の漢口航路