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Metsubou To Sunadokei

Sano ibuki2019年11月6日

Metsubou To Sunadokei 歌詞

滅亡と砂時計 - Sano ibuki

詞:Sano ibuki

曲:Sano ibuki

光の失せた瞳に

色が馴染み滲んだのは

過去の果て

背に架せた重さに何故か

生きる意味も価値も貰っていた

この砂漠の海に漂い

見えぬ遙か先も舞うのは礫

あなたのいない 夜は長く

荒い気息一つ 掠れ殘った

これ以上もない 痛みを

失うほどに追いかけ あなたを

思えば 思うほど

私は灰となるのだろう

いつになれば

觸れてくれるのだろう

思い馳せた メロディと共に

身體中走り回った恐怖を

この胸の中 抑えている

いつになっても

返ってはこない溫度に

伝えられぬ 愛は積もり溶けた

気づかないまま 靜かに満ちていく

全ての終わりを待っている

たとえられない淋しさは

重ねた時の雨に埋もれていく

優しさで編んでくれた

憶い出ほどけて面影を失くした

羨望も 絶望も

いつかは水溜りのように

溢れていた

募り過ぎた 殻のこの身が

乾涸びてしまうのは

どうしようもない

言葉にならない 高鳴り

最後に教えてくれた

伝えることさえ 出來ないまま

あなたはもう 戻ってこなかった

嗚呼

ねえ教えて この狹い広い世界の

どこにあなたの心は眠っているの

この地に私が生まれたわけは

今はどこにも どこにもない

夢が見せた景色が離れず震えた

ここにはない 溫もりを求め歩いた

傷だらけ 褒めてくれた指先で

冷たい身體 抱き寄せた

熱を帯びた 雫が落ちた

終わる間際の頬に流れた

もう觸れてくれることのない

あなたと私は灰になる

いつに

いつになれば

觸れてくれるのだろう

思い爆ぜた 砂の降るこの世界で

崩れ壊れるガラクタの殻が二人を

遠くから耐え 運んで行く

いつか私達 また空の下で會えたら

ただの旅人同士だ

その時は手を繋ごう

葉うかな 葉うのならば砂の中

私は終わりを待っている

 

あなたの始まりを待っている