5月病の水槽 (feat. 雙葉湊音) 歌詞
5月病の水槽 (feat. 雙葉湊音) - Feryquitous/雙葉湊音
詞:Feryquitous
曲:Feryquitous
水面は波打つリズム
広がる 時間の中に 紛れる
量子の目 パルスが枝分かれして
浮遊する 水槽の世界 君を探してる
「あれは効いたなぁ」
何気ない言葉だったけど
まるで古傷を
つつかれたような気分だったんだ
君はいつもそうだ
口に出せばほら ほら
隠せない性格で
もう何度も 同じ5月が過ぎる
いつまでも 今までも
これからも その先も
私が願った世界が
止まった記憶の中で
色褪せるのを眺めている
誰も彼も 何もかも
あの時も あの聲も
この詩に閉じ込めた事が
何も進まなくても
茜差すこの場所から
帰りたくないよ
また巻き戻す
捻れた時間軸でエゴに浸かる為に
水面は季節を告げる
広がる 時間と共に 逃げてる
どうしても あれから進めないから
長引く五月病の餘韻に溺れてる
「夏はまだ先だよね
明日は何しよっか」なんて
乗るはずのバスを
一つ見送って長引かせた
會話に言い訳を溶かして
口に出せばほら ほら
隠してた本心も
こうやってさ
解いてくれていたんだった
また夕景に戻す
橋樑が影を落とす5月
これでいいんだって呟く
何度も繰り返した景色に
重ねていた君は動き出した
(最後の鐘が鳴る)
「全部思い出に
なるからさ」って言って
(思い出は満たされた)
歩みが止まっていた僕を
定刻の最終便へ 背中を押した
いつまでも 今までも
これからも その先も
少し泣いてた君が
2度と訪れないバスに
手を振る姿が交差した
誰も彼も 何もかも
あの時も あの聲も
最後に空を覆ってゆく
夕陽と翳りを見た
これでいい
この場所から もう帰らなくちゃ
やっと進める
捻れた時間軸を私に繋ぐために