First Toy 歌詞
ファーストトイ - Sano ibuki
詞:Sano ibuki
曲:Sano ibuki
編曲:河野圭
駄々をこねて 眠る前
話してもらった 物語
同い年のクマと一緒に
夢と部屋の隙間 さまよっていた
あと少し このまま
おやすみから
逃げられればいいのに
君は何にも変わらなくていいよ
何もくれなくたって
そばにいるよと
撫でてくれた溫度は
橙の電球と共に
ぼんやりと消えて殘っている
初めてもらった寶物だよ
布団の中 祕密基地
作り上げた絵本のキャラクター
あなたにただ會わせたくて
探して 三輪車 どこまでだって
帰りのチャイムも
夢中に駆ける耳には屆かなかった
ああ
君は何にも覚えていなくていいよ
楽しいことが待っているからと
覚えているよ 寂しそうにつぶやく
あなたをいつもの笑顔にしたくて
初めて 交わした あの指切りを
黃昏月 昇る河川敷
やぶれた夢に溢れた涙
叱ることもしないで
繋いでくれた手に
何も言えなかった
大丈夫 ちゃんと覚えているから
変わってしまったことも
そりゃあるけれど
同い年 クマも言えなかった想いも
古びてくたびれても
しまってあるよ
初めてもらった 寶物だよ