Banka 歌詞
輓歌 - 谷村新司 (たにむら しんじ)
詞:谷村新司
曲:谷村新司
19の夏が過ぎ
菸草を吸いはじめ
真っ赤な口紅を
はじめてひいてみて
似合っているわねと
僕に明るく問いかける
黙ってうなづいて
僕は笑ってみせたのに
はじめてのこと
はじめてのこと
肩をいからせ歩いてみても
かくせはしないこともある
幹いた街並の
冷たい風の音に
貴女の行先を
尋ねてみても
むなしく砂をはき
紫雲英の花びらも
やさしいまなざしで
僕の前から運び去る
教えておくれ
教えておくれ
悲しい春はもう沢山さ
重いコートをまだ脫げない
教えておくれ
教えておくれ
悲しい春はもう沢山さ
重いコートをまだ脫げない