收聽WA-SUTA的從前歌詞歌曲

從前

WA-SUTA2016年5月4日

從前 歌詞

いまはむかし - わーすた (WA-SUTA)

詞:鈴木まなか

曲:鈴木まなか/宇佐美宏

おじいちゃんは物靜か

 

いちばん端っこのイスに腰掛けて

 

とても嬉しそうしわくちゃな目で

 

遊んでる僕を

いつも眺めてました

 

一番大好物毎日のように

 

ざる蕎麥ばっか食べてた

 

少し不思議でした

 

ぼくは聞いてみました

 

「そんなに食べてて

 

飽きないの」

 

おじいちゃんは言いました

「心から好きなものなら

毎日食べても飽きないよ」

 

おじいちゃんは5時起きで

 

6時のラジオ體操で體暖めて

 

曾孫の顔が見たいからと

 

毎日張り切って運動してました

 

一番大好物美味しそうにして

 

ざる蕎麥今日も食べてた

 

ともだちとケンカして

その日八つ當たりした

そしたら優しく微笑んだ

 

おじいちゃんは言いました

いつも通りの表情で

「想いは言わなきゃ伝わらない」

 

おじいちゃんはある日から

 

たくさんお薬を飲むようになって

 

幼い僕はその理由が何なのか

あんまりわかりませんでした

 

一番大好物美味しそうにして

 

ざる蕎麥今日も食べてた

 

おじいちゃんは言いました

またしわくちゃな目で

 

ぼくに微笑み教えた

 

生きる事の美しさを

 

人生の儚さをただ

ぼくに微笑み教えた

 

それから少したった頃

 

みるみると

おじいちゃんの長かった足は

 

14才になる僕より細くなって

一人じゃ歩けなくなりました

 

一番大好物いつも食べてた

 

ざる蕎麥今日は食べずに

 

ずっと嫌がっていた

 

病院に入院して

 

おじいちゃんはそっとつぶやいた

 

「本當に幸せ者だ」

「ありがとうありがとう」って

僕に優しく微笑んだ

 

よく晴れた晝下がり

 

おじいちゃんに白い羽が生えて

お空にはばたいて行きました

 

おじいちゃんは黙ったままで

だけど優しく微笑んで

 

ぼくの止まらない

淚を優しく拭いとるように

窓から風が吹き込んだ

 

もう一度會えるのなら

 

ごめんねを言って

 

ざる蕎麥一緒に食べよう

 

伝えられなかった

「ありがとうありがとう」

 

ぼくはお空を見上げた

 

生きる事の美しさに

人生の儚さにただ

 

ぼくはその時気付いた

 

いまはむかし時は経ち

 

だんだんしわくちゃな

目になってきたよ

 

そんなぼくは愛する人に

 

「ありがとうありがとう」

 

そう伝えています