ワルキューレの敘事詩 歌詞
ワルキューレの敘事詩 - 麻枝準 (まえだ じゅん)/やなぎなぎ (柳凪)
詞:麻枝準
曲:麻枝準
「戦って 戦って
その果てにあなたは何を見つける?
どうかあなたは幸せに
なれますように」
感情の表現は苦手だけど
未來を読ませれば負け知らず
食べてくために少女は
剣と盾を手にした
「だって空腹は耐えられない
贅沢は言わないけど
時には美味しいものだって
食べたい」
折れそうなほど細く白い腕で
次々と敵の首を刎ねてゆく
やがて軍勢となってこの國
最強を謳う騎士団へと成り上がる
「若さは武器だ
お肌もぷるぷるだ
老いると體がついてこない
例えやる気に満ち満ちていても」
たまに笑うととても綺麗で
言い寄る男は後を絶たず
でもそもそも愛する
それがよくわからない
「ひとりのひとを愛することも
難しいのに
世の中には複數のひとを
愛せる者も居ると聞く
すごい」
もっともっと高く屍を積むんだ
そうすることが正義だと信じた
いつしか戦う機械と化してた
感謝の押し売り
そうなっても構わない
「やるべきことは多いほどいい
忙しいうちが華だ
あの頃は強かった
あん時のおめーはすごかった
なんて閉鎖空間で
語り合っていたくはないだろう
だからやろうやろう
なんでも引き受けよう
さあ かかって來い」
報賞もお禮も山ほどもらった
それの使い方もわからない
「年収は何千萬かを越えると
もう幸福度は上がらないらしい
そっち側の人間になるのは
幸か不幸か
少なくとも不幸ではないか」
見惚れるほどの速さは幻覚か
風を纏い今日も縦橫自在
急にその體が空高く舞う
上半身だけが転がった
純粋なほど気高く生きたきみ
飽くなき期待に応えようとした
あの時愛を知ろうと生きてたら
もしかしたらこの場所はベッドで
柔らかな毛布の中 二度寢してる
「この物語からあなたは何を學ぶ?
それでもあなたは戦い続ける?
愛することもおざなりにして」