ファンタジア 歌詞
ファンタジア - 土岐麻子 (とき あさこ)
詞:土岐麻子
曲:川口大輔
無口に流れる
まどろんだ街
ラジオからララバイ
にじむ街路樹
吹き消せばほのお
ほのかに殘す
不機嫌そうな面影
不思議さ
どうして
こころ
離れない
きみに戀をした影は
光になる
凍えた街は
極彩の塗り絵に変わる
夜明けのファンタジア
きみに戀をした星座は
雪に変わる
いますべての哀しみ達
靜かに昨日へ帰る
行き場をなくした
言葉の意味も
目覚めをなくした
眠りの森も
封じ込める魔法
ホッチキスのよう
振り向いたその面影
不思議さ
どうして
こころ
離れない
きみに戀をしたクラクション
歌に変わる
蟲達さえも
オニキスの黒に輝く
夜明けのファンタジア
きみに戀をした僕は
少しくるう
いま目に映るなにもかも
生まれたばかりの世界
ファンタジア
きみに戀をした影が
光になる
凍えた街は
極彩の揺れる塗り絵と変わる
鮮やかに
きみに戀をした星座が
雪に変わる
いますべての哀しみ達
靜かに昨日へ帰る
そしていま
きみに戀をした僕は
優しくなる
いま目に映るなにもかも
甘く淡い夜明けの
ファンタジアさ