以愛為名的罪責 歌詞
愛と言う名の咎 - Sound Horizon (サウンドホライズン)
ミーシャ
何て逃げ足の早い女だ
追っ手の影振り切る
暗い森駆け抜けるよ
牡鹿が道を指し示すよう
蒼く角を照らす月夜
乙女の意思斷ち切る
長い髪北風のように
冷たく薙いだ
そして
迫る
絶體絶命
美人は薄命
待ってる運命
巫女生贄に任命
汚ねぇその手をドケろ
世界一可愛い妹から
そんなに女が好きなら
冥府で好きなだけ
抱くがいい
エレフ
本當にエレフなの?
ジェネシス奏で始めた
ミュトス華やぐ時代
騙り手は誰ぞ
騙り手は我等
唄い手は誰ぞ
唄い手は我等
ハレルヤ
嗚呼
我等を試すように
天は絶えず難事を降らす
その神意を人間は疑わずに
唯受け入れることしかー
出來ないと思って
いたけれど突然
心の奧で生まれた
その聲に
従うように
駆け出してた
在るがままに
為すがままに
あの頃よりも
背が伸びたね
君の方こそ
綺麗になった
やっと逢えたね
これから二人
何が遭っても
離れずにいよう
誰かを不幸にするとしても
葉えたい願いがあった
運命背く赦されぬ
咎をそれぞれに犯して
正義より倫理より
世界より
たったヒトり
君だけを愛そう
巫女がいたぞー
行くぞミーシャ
うん
絶対逃がすな
このままじゃ俺ら
スコルピオス様に殺されるぞ
しっかりしろ
しつこい奴らだ
仕方ないわ
彼らも必死なの
俺この戦爭が
終わったら結婚するんだ
くっこれでも食らえっ
追っ手の足は途絶えず
蠍のような執念で
幾度も私達の後を
付け回した
行く手は北か南か
兄は北がいいと言ったけれど
そっちは星の廻りが悪い
って南を推した
夜の靜寂に浸る泉
嗚呼不意に
手を伸ばしたら屆きそうね
水面に揺れる淡い月
背中に受け
真っ直ぐ伸ばした
その手で彼の手を取った
朝凪の丘を越え
潮風に誘われ
おい聞いたか
あのアルカディアで
大きな內亂があったらしい
おい物騒な世の中に
なったモンだな
全くだな
寄せては返す波の音を
その肩越しに聴きながら
「何処か遠くの小さな島で
二人暮らせたら素敵ね」
何てこと考えたり
しちゃったりして
小石に躓い
痛っ
ミーシャ
大丈夫か?
おい!てめえ!
ドーンじゃねえか?
おお久しいなエレ坊
てめえまだくたばって
なかったのか
丁度いいところで會った
明日お前の船に
乗せてくれるかな
いいともー
流浪の途上
幾度めかの奴隷市場
哀しいけれど
いちいち助けていたのでは
キリがない
お待ち下さい
The chronos is weaved
嗚呼今日も何処かで
爭いは続くのだろうけれど
穏やかな暮らしの中で
幸せを抱きしめては
いけませんか?
別にいいんじゃない
何かと理由をつけて
死に魅入られた彼を
その血の匂いから
遠ざけた
彼に為すべき事を
させなかったのは
そう私悪い女ね
けれど
ミーシャミーシャ
ミーシャミーシャ
ミーシャ
エレフエレフ
エレフエレフエレフ
二人を包む黃昏の中
世界は輝いて
儘問に惑い
解を違え累の海へ墮る
唯愛を求め
悔て騙り星が空に舞う
死せる者達が
駆け抜ける
神話の時代よ
奔らざる英雄
馳せし奸雄
変わり徵くさだめ
誰かを犠牲にしたとしても
通したい想いがあった
運命に背く赦されぬ咎を
それぞれに犯した
自由より平和より
世界より
たったヒトり
君だけが尊い
其れでも「戦え」と
神は言う
繰り返し「戦え」と
神は言う
ならば我々が
戦うべきは
本當の敵は何処だ
例え神を殺めた
世界でも
君が傍にいるなら
何も畏れない
神の眷屬もラコニアも
ヘレーネスもバルバロイも
全て等しく冥府に送る
王になるのはこの私だ
ずっと一緒にいようねエレフ
ああ勿論さ