Ichiyouki 歌詞
一葉記 - 松山恵子 (まつやま けいこ)
詞:Yurio Matsui
曲:Hideo Mizumori
想い寄せても言葉に出せぬ
出せぬ言葉を綴る文字
現世にごり絵心の筆に
涙にじませ紅をさす
戀の陽だまり切り通し
明治は遠くなりにけり
大正もそして昭和も
人の真実と釣瓶の井戸は
汲めば汲むほど底知れず
帯の結び目鏡に映し
女らしさをとり戻す
花のあの頃たけくらべ
夢の不忍あの夜かぎり
捨てて流した一葉舟
逢えば泣きたい縋りもしたい
揺れてこぼれる萩の露
月も入谷の十三夜