歯車

歯車 - キクチリョウタ (ばずパンだ)

疲れているんだね

仕方ないことさ

電気をつけたまま

また眠ってしまったんだね

君が苛立ったり

嫌いな人が

いたりするのは何も

おかしなことじゃない

僕も同じさ

あの子が笑う聲に

自分を見失いそうになって

それでも前を向いて

見えるものを探して

電池切れのままどこまで

走るつもりですか

息をするだけで精一杯な

心を抱えて

こらえきれない涙があれば

恐がらず流してよ

心配ないよ君の笑顔は僕が

守るから

認めたくないんだね

あの日の言葉を

何億とある正しさ

もうキリがないよな

街の色だったり

あの星の形も

変わっていくのは何も

おかしなことじゃない

誰も同じさ

満たされない理由を

目先のもののせいにして

虛しさに暮れ部屋を

はだしのまま飛び出して

電池切れのままここまで

走ってきたんだね

崩れないように精一杯に

心を支えて

こらえきれない夜に怯えて

孤獨を望むなら

心配ないよ君を浮かべて

僕は歌うから

電池切れのままここまで

走ってきたんだね

息をするだけで精一杯な

心を抱えて

こらえきれない涙があるよ

恐がらず流してよ

心配ないよ君の笑顔は僕が

守るから

守るから

守るから

守るから