Syounen To Sora 歌詞
少年と空 - 大橋卓彌 (おおはし たくや)
詞:大橋卓彌
曲:大橋卓彌
編曲:大橋卓彌
放課後駆け足で家に帰ると
玄関先にランドセルを
投げ捨てて
二つ角を曲がった先の
いつもの集合場所にまた走る
公園のジャングルジムの前
集まるのはいつもの顔ぶれ
今日は何が起こるのかなぁ
胸弾ませる毎日
ああ空は青くて
ああ空は高かった
誰かが必ずゴムボールを
持っていて
それ一つでまっ暗になるまで
遊べてた
手打ち野球がいつもの流れ
そこには僕達だけのルールが
あった
學校でこっそりくすねてきた
チョークで道路に
歪なコートを書いて
チームわけのジャンケンをして
ただひたすら
ボールを追いかけてた
あああの頃の僕は
ああたいした悩みも
なかったんだろう
大人になっていくたびに
何かをきっと手に入れて
大人になっていくたびに
何かを失っていく
また明日一つ大人に
近づくのならば
また何かが
なくなっていくのかなぁ
また何かを
失ってしまうのかなぁ
家の裡の細長い下り阪
その脇にむき出しの崖があって
そこに僕らは寶物を
みんなで持ち寄って
埋める事にした
クッキーの空き缶に
詰め込んだ超合金と
100枚の牛乳キャップ
そして僕らは僕たちだけの
寶の地図を作った
ああ今ではあの阪道も
ああ大きなバイパスが
走っている
大人になっていくたびに
何かをきっと奪い取り
大人になっていくたびに
何かを奪われていく
また明日一つ大人に
近づくのならば
また何かが
なくなっていくのかなぁ
また何かを
奪われてしまうのかなぁ
僕はいつから大人に
なったんだろう?
その境界線は
何処だったんだろう?
そんなことを今歌ってる
僕はきっと
もう大人なんだろうな
一つ一つ何かが
なくなっていったとしても
決して消えないもの
だってあるんだ
幼き日々のあの夢だけは
まだこの胸で輝いてる
ああ空は青くて
ああ空は高いまま