匙ノ咒 (feat. 初音ミク) 歌詞
匙ノ咒 (feat. 初音ミク) - r-906/初音未來 (初音ミク)
詞:r-906
曲:r-906
とある街外れ 海辺のお邸で
烏がわらっていました
わらっていました
それは終わりの始まり
辛くも流れて著いて
わたしもわらっていました
と思っていました
グラスをひとつ割ってしまえば
おまじないをひと匙
なかったことにしないで
紅い髪のあなたの手
梳かした月の影 蕩けていく手腳を
霧の笛と啜り泣き
砕ける波 耳を塞いだら
「今日もおやすみよ」
「ああ なんて可愛らしいの」
舌が回らない 歩けやしない
手も握れない 塵箱から悲鳴
提燈に百足 そこにいるの誰
やめて話しかけないで 來ないで
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
お留守の間 あなたが唆すから
二階の祕密のお部屋
ああ お生憎様 鍵は要はいらないの
ひやりと重たい扉
あなたが唆すから
もう後には戻れないわ
みんなが見下ろしていた
ナカッタコトニナッタコトモ
ナカッタコトニナッテシマウ
ナカッタコトニナッタコトモ
ナカッタコトニナッテシマウ
ここに居てはいけないわ
なかったことにしないで
溢れんばかりのおまじない
どうか気付かないで
痺れていく手腳を
なかったことにしないで
どうか起きて來ないで
ぎゅっと耳を塞いで
よかった起きて來ないね
烏が死んだわ
振り向いても獨りきり
あなたが居たはずなのに
痺れる手が答を指で差して
ああわたし気付いちゃった
今逢いにゆくわ
ひと匙のおまじないを
なかったことにしないで
いつもの様に
あなたがわたしを起こす
ああ なんて可愛らしいの
💗